2022.10.17
ブランディングに不可欠な宣材写真

ホームページに使われる人物の宣材写真は私たちが思っている以上にその会社の雰囲気を色濃く表します。その会社が「誠実」を訴えたいのであれば、そのイメージに寄り添うポートレート(人物画像)でなければならないし、メインイメージが「チームワーク」であれば、人のつながりを表現しなければなりません。

ホームページでは文章よりも先に写真が目に入ります。いわゆる第一印象です。写真はブランディングビジョンそのものといっても過言ではありません。特に人物画像は会社の雰囲気をそのまま伝えます。なぜならば、そこの素材は本物を使わなければいけないからです。そこをおろそかにしてしまうと、ブランディングは台無しになっていまします。実際に「社長の宣材写真」の観点から押さえたいと思います。

まずは、社長の宣材写真。社長の宣材写真は息が長いです。毎年毎年、撮影しなおしている中小企業は少ないと思います。それどころか、もともとどこかで撮った写真を使っている会社も多くあると思います。結論から言えば、「宣材写真を撮る」という行為が何よりも大事です。ずっとそこにある写真、しかも会社を代表する人物の写真に手間とお金をかけるのは大事な投資です。

社長のポートレートはスタジオ撮影が望ましいです。できれば、ヘアメイクとスタイリストもつけて、撮影できれば最高です。それくらいの価値はあると思います。ここでのポイントは2つです。その写真が「ブランドイメージを表しているものであるか?」「社長メッセージに合っているものであるか?」です。

当たり前のことですが、画像と言葉は一体です。画像とリンクすることでメッセージは人の心に落ちます。さらに表現したいブランドの方向性(理念)がポートレートに合わられていなければなりません。「みんなでやる」というメッセージで、腕組みは印象にずれが生じますし、「面白いことをやる」の方針に気難しい表情は合いません。ですので、伝えたいメッセージを明確に決めることが大事なのです。

スタジオでの撮影はもう1つメリットがあります。その他の宣材写真撮影で活かせることです。広報のスタッフであれば宣材写真の大切さは理解していると思います。ですが、何をどうしたらよいのかが経験がないのです。撮影に広報スタッフを連れていき、体感させることで、すべての宣材写真のクオリティーが上がると思います。毎回、スタジオ撮影することは難しいです。この機会をとことん利用することをおすすめします。

実際の撮影で使える3つのポイントを列記します。

①小物・アイテムを効果的につかう。
②ビジネスカットだけでなく、ラフカットも撮影する。
③複数人カットで雰囲気をつくる。

詳細の説明は省きますが、この3つのテクニックを駆使することで、他との差別化ができます。社長のポートレートはありきたりなものになりがちです。自分たちのブランディングを表し、他社の違うポートレートにする。これが宣材写真ブランディングの目的です。1つの写真で1つの受注・1人の採用が決まります。ここに意識を向けることが大切なのではないでしょうか。

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