2023.11.04
採用広告にブランドの世界観を
採用・育成

採用広告は写真が命

採用戦略の軸は広告と会社説明プレゼンです。採用広告は入り口、どれだけ素晴らしい会社説明会を企画しても呼込めなければ意味がありません。キャリア採用・新卒採用ともに丁寧に広告クリエイティブの質を大切にします。

広告は写真です。人はまずビジュアルで判断します。特に住宅会社の場合は建築物の写真が生命線です。「いい会社ないかな」と探している学生・求職者よりも、「自分好みの建築をやっている会社はないかな」と探している人にフォーカスすべきです。採用広告だから笑顔のスタッフ写真ばかりだと他社と同じです。自分たちのブランドの世界観を象徴する建築物で引き寄せ、真摯に仕事しているスタッフの眼差しスナップでエントリーさせてはどうでしょうか。

ライティングに手を抜かない

採用広告のライティング(文章)ももちろん重要です。中小工務店の場合、経営者が直接広告代理店と話しをすすめ、ライティングを任せがちになることが多いです。その道のプロだからという理由で。設計士にピンヵらキリまで存在するように、ライターと言われる職種もピンからキリまでいます。特に採用系ライターはほとんどは名ばかりで、会社から、とりあえずやってくれ」と言われてやっているスタッフがほとんどです。絶対に任せきりにしてはいけません。事実、私が採用担当をしていた時、ライターの持ってきた文章の90%は心に響かない原稿でした。

自社のことを一番理解しているのは自社のスタッフです。その良さやブランドの世界観を引き出して魅力あるライティングにしなければなりません。全方位を惹きつけようとする言葉ではなく、自社の世界観が好きな人に対してフォーカスして言葉を選ぶべきです。

インタビューはエースを

学生にとって、「いい会社」とはどんな会社だと思いますか?学生にとって、「いい会社」とは新卒2~3年目のスタッフが活き活きとしている会社です。少なくともそう見える会社です。なぜならば、自分の近未来を想像させるからです。だから、広告のスタッフ紹介は2~3年目のエースを掲載するべきです。採用広告も引き寄せの法則が成り立ちます。こうゆう人に入ってほしいというスタッフを掲載するとそれにあこがれて、そうゆう人からの募集があります。

スナップ写真も笑顔ばかりの写真ではなく、真剣な眼差しのスナップも使用します。「わきあいあい」という言葉は、現在の採用戦線では怪しい言葉とされています。もちろん笑顔もあった方がよいですが、真剣に仕事に向かう姿勢に共感を持ってもらうことも大事です。

広告を出さなくても応募がある状態を

広告も毎回毎回このようなクォリティーで仕上げようと思ったら大変です。そもそも、求人広告のたびに作成する必要はありません。1つしっかりと深堀りした採用広告を常備しておけばいいのです。それが採用ホームページです。

「採用サイトをつくるのは手間だし費用もかさむ。」そう考えられるかもしれませんが、1回根気よく作れば、結果はこっちの方が楽だし、効果も違います。費用もコーポレートサイトと違い、企画ものを採用すれば30万円くらいで可能です。何よりも大きいのが、広告を出していなくてもエントリー効果があることです。もちろん、インスタやWEBサイトの運用状況にもよりますが、広告費用がなくても応募がある事実が重要です。しかも、自社の世界観を十二分に知ってからエントリーするので、会社にあこがれて応募する可能性が高いです。ぜひ、世界観にあふれた採用サイトの運用を。

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