会社経営において、ホームページの重要性は今更言うまでもありません。ホームページはその会社の説明書であり、商品の広告であり、ブランディングであり、集客ツールでもあります。起業時にはまず、ホームページをつくろうとし、そこに情熱を注ぎます。サイトリニューアル時も同様です。
当たり前ですが、ずーっとそこに意識があるわけではありません。当然です。なぜならば、他に仕事があるからです。経営者がホームページだけにエネルギーを注ぐわけにはいかないのです。

ブランディング経営に携わるものとして、ホームページの管理体制はどうしても気になります。「この表現はわかりにくいな」「このコピーは変更してみたいなあ」「このユーザビリティーを変更すれば伸びそうだなあ」「この企画を立ち上げてみたい」など、思いつくのですが、おそらくホームページ運用担当がいないのかなと想像してしまいます。
小規模の会社では難しいのかもしれませんが、サイト運用管理担当者はしっかりと置くべきだと思います。今やホームページは立派な集客ツールです。広告宣伝マンです。営業マンといっても過言ではありません。制作時、リニューアル時ではなく、毎日毎日サイト運用のことばかり考えている人がいるということが重要だと思います。仕組み作りが重要です。

理想は専任業務ですが、兼業の場合でもサイト管理優先業務が望ましいです。また、外部に運用を委託する場合は、細かすぎるほどの運用ディレクションをすることをお勧めしますが、これも兼業になってしまうので、持続が難しくなります。基本、外部運用委託はおすすめしません。なぜならば、毎日、その会社だけのサイト運用を考え続けることはありえないからです。
運用オペレーションとしては最低でも下記のことが挙げられます。
・コンテンツ更新業務
・問い合わせ対応
・社内からの依頼内容の管理
・ドメイン、サーバーの契約状況の管理
・トラブル発生時の対応
これは維持管理オペレーションです。本当にやってほしいことはこの先にあります。「ブランディングのために見せ方を考える」「集客のための企画を考える」「資料請求を増やすためのユーザビリティーを工夫する」こんなことを考え、実行する人がいることが理想です。

何度も言いますが、素晴らしいホームページをつくることよりも、もっと重要なことは、毎日ホームページを改善し続ける仕組みが最重要たと思います。それは、ブランディングにとっても、マーケティングにとってもマストであると思います。