オフィス改革の必要性?
近年、オフィスのオシャレ化はめちゃくちゃ進んでいます。労働環境の改善、新卒採用PRなどの理由が挙げらせますが、今回は内部ブランディングのためのオフィス改革をお話しします。ただ、オシャレなオフィスをつくるのではブランド会社ではありません。それは時流に乗っただけの会社です。
ブランドを大切にしている会社はオフィスもブランドされてなければなりません。内と外を一致させなければ、そのブランディングは表面的になってしまします。斬新なブランド戦略のアイデアはブランディングが浸透していなければ出てきません。

方針をインテリアで伝える
オフィス改革といっても、ダイナミックな改装を訴えてる訳ではありません。例えば、会社の壁には社訓が掲示されていませんか?どこかでもらった油絵が飾られていませんか?まずはそこから変えていきませんか。
おそらく、どの会社にも理念・行動指針・ビジョン・ミッション・バリューなどの言葉が存在すると思います。その言葉を整え、ポスター化するのはどうでしょう?場合によっては壁紙一面ブランドメッセージをデザインしてもいいと思います。理念を唱和するよりも何倍も効果があると思います。

もちろん張りモノは美しく飾らなければなりません。デザインは大事です。ここはお金をかけましょう。デザイナー費用を渋ってはいけません。ポスターなら額装も必須です。ブランド会社はホームページデザインに気を遣うと同等にオフィスインテリアに気を遣うべきです。広告の世界観をオフィスに作り上げる必要があります。
オフィスを超えて発信を
ホール・会議室・トイレ・食堂などは特に重要です。執務スペースでは常に仕事に追われています。仕事の合間、執務室以外の場所で、なんとなく目に映ったメッセージコピーは脳に刺さります。言葉は画像と一緒になることによってさらに力を発揮します。

こうやってブランド軸がオフィス内に具現化されるとスタッフに「ブランドを大切にする姿勢・本気度」が伝わります。広報スタッフだけでなく、営業・現場管理・庶務スタッフからもアイデアが出てきます。オフィスブランディングを飛び越え、工事現場ブランディング・イベントブランディングにも反映されていきます。それが、オフィスブランディング・インナーブランディングの目指すところです。
社内に気を配れないようでは ブランディングは進まない

本物のブランディングには哲学があります。そこに置いてあるモノ、飾ってあるポスター、流れているBGM、漂ってくる香り、すべてに意味があるのです。ただオシャレに、ただ美しくでは、長続きしません。
すべてのスタッフがブランドの哲学を理解し、会社から発信されるすべてのタッチポイントを同じ世界観で統一することを考え、形にする。それが、ブランドを大切にする会社です。オフィスを彩ることにブランディングに向かう姿勢が問われます。まずは、オフィスから始めてはどうでしょう。